オンライン旅行代理店向けTravelportの「e-volve」シリーズサミットは、絶えず旅行業界イベントの基準を設定しています。今月ベニスに集まった豪華な顔ぶれも例外ではなく、Google、Mobile Travel Technologies (MTT)、PwC、eNettなどから講演者が招かれました。西ヨーロッパの大手オンライン旅行代理店、約70社の経営幹部が一堂に会して、最近のオンライン旅行の問題、傾向、革新などについて話し合い、競争の激しいこの業界でトップの座を守るにはどうすればよいかを学びました。
イベントの中心的テーマは、当社の優先事項の1つでもある「モバイル」で、代表者たちはモバイル端末の使用が旅行者の行動をどのように変えているかを学びました。たとえば、決定の時間枠が短くなっています。モバイルによるホテル検索4件に1件以上がチェックインの24時間前以内、ツアーやアクティビティの予約の51.5%が7日前以内に行われています。大手モバイル旅行プラットフォーム兼航空会社および旅行会社向けモバイル テクノロジー プロバイダー(7月にTravelportが買収)であるMTTの営業部長、アリソン・ベル(Alison Bell)は、2015年に14億台のスマートフォン、2億3300万台のタブレット、7500個のウェアラブルが販売されたことを強調しました[1]。したがって、旅行を検索、販売、予約する方法の変化に旅行業界が適応していくための戦略を準備することがこれまで以上に重要になっています。
「パーソナライズ」も重要な話題でした。JWTの調査によると、56%の人が買物がしやすくなるなら自分のデータを会社が使用してもかまわないと答え、彼らは個人宛てにカスタマイズされたメッセージに返信する確率が26%高いという結果が出ています[2]。消費者はデータやユーザー生成コンテンツを急ピッチでWebに流し続けているので、パーソナライズされたサービスの需要増加は、旅行会社にビジネスチャンスをもたらします。最先端を行くオンライン旅行代理店はこの情報を使って、個々の旅行者に合わせた検索結果を表示しています。
Travelportのホスピタリティ、車、デジタルメディアの上席副社長兼専務取締役、ニクラス・アンドリーン(Niklas Andreen)は、オンライン予約はホテル予約全体の35%を占め、世界的な増加傾向は2018年まで9.9%の複合年間成長率で続く見込みであるという興味深い点を指摘しました。地理的範囲と新しい領域への多角化という点で、細かく断片化されたヨーロッパのホテル業界では、現在オンライン予約全体の70%をオンライン旅行代理店が占めています[4]。
e-volveコンファレンスは、オンライン旅行代理店や旅行業のあらゆる会社と緊密に連携しながら、その成長の一端を担うという、Travelportが果たせる協調的な役割を再認識させてくれたと思います。西ヨーロッパでチーム全員とこの取り組みを続けていくことを楽しみにしています。
[1] 出典:モバイル旅行市場2015年 - PhocusWright
[2] 出典:アメリカ人とイギリス人の成人を対象としたJWT報告書
[3] 出典: Euromonitor 2014年、PhoCusWright- European
[4] 出典: Euromonitor 2014年、PhoCusWright- European
