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NDCでよくある誤解を解く解説

NDCを分かりやすく解説:旅行業界にとって NDC が本当のところ何を意味するのか見ていきましょう。

マルチコンテンツソースに対応する場合、NDC機能におけるEDIFACT(データ交換のための国際的な標準フォーマット)と完全に分けて進めることは簡単ではありません。 比較的新しい規格であるため、理解すべきことが無数にあるように感じられるかもしれませんが、そこはぜひ当社にお任せください。 まずはNDCに関するありがちな誤解をひもとくことから始めましょう。

 

ありがちな誤解その1:NDCは旅行流通業者の中抜きである

トラベルポートの見解:NDCは、あくまでも旅行流通業者が中心となって管理するコンテンツソースの一つに過ぎません。

NDCが旅行販売形態を完全に変えるだろうといった意見を聞いたことがあるかもしれません。 確かに、業界内での販売形態に変化があるのは間違いありませんが、 旅行会社にとって、NDCはEDIFACTやATPCO、LCCなどと同様の一つのコンテンツソースであると言えるでしょう。

誤解に反して、NDCは、当社を含む旅行業界に携わる企業に置き換わるものではありません。 むしろ、より精細な差異を反映するより多くのオファーを選別するニーズは高まります。 その役割を担う旅行流通業者は、NDCが始まる前と比べてはるかに重要なサービスをサプライヤーに提供することになります。

 

ありがちな誤解その2:NDCコンテンツの増加により、関連性のないコンテンツが画面上に溢れかえる

トラベルポートの見解:コンテンツが増えることはプラスなことですが、適切にコントロールするテクノロジーを備えることが前提です。 

適切なテクノロジーがあれば、より多くのコンテンツのコントロールが簡単にできます

この誤解に覚えがある方は、旅行販売システムの切り替えを検討いただく時かもしれません。 NDCの普及により、市場には多くの新しいコンテンツが溢れていますが、これはより優れたパーソナライゼーションを可能とするためなので、良いことなはずです。 無関係なコンテンツが表示されている場合は、テクノロジーが正しく作動していないことを意味します。

NDCの目的の1つは、旅行会社を含めた流通チャネルにおける販売の改善です。サプライヤーで直接購入する場合と同様数のオプションと、適切な航空券オファー詳細を提示することが可能になります。 トラベルポートでは、予め コンテンツを標準化 することで即時販売可能となるよう整えます。 基本情報にリッチテキストや画像などを加えて分かりやすくし、商品の販売を促進します。 これにより旅行者は、最安値オプションとは大きく異なる適切なオプションを適正価格で購入することができます。

 

ありがちな誤解その3:NDCオファーの予約ができれば、NDCは攻略済み

トラベルポートの見解:予約だけでは不十分です。旅行会社はNDCオファーを含む旅程提供を行う必要があります。

NDCオファーの予約は、最初の段階に過ぎません。 エンドツーエンドサービスでコンテンツを提供できない場合は、内容が完全に販売向けに用意されていないと言えます。 適切な予約のためには、旅行会社はオファーを理解し、比較できる必要があります

NDC対応済みで予約可能なサプライヤー数を売りにしている他テクノロジープロバイダーもいます。 しかし、予約後もサービスが利用できなければ、あまり価値があるとは言えないでしょう。 近道はありません。 当社はスマートポイント クラウド、デスクトップ プラグイン、および トラベルポートAPIを介して、NDCコンテンツを含む旅程の最初から最後まで、旅行会社と旅行者に最高の体験を提供するために全力を尽くしてきました。

 

ありがちな誤解その4:NDCは単なる流通規格であり、販売に関するものではない

トラベルポートの見解: NDCは、新時代の発展的な旅行販売へつなげる業界全体の重要な要素の一つです。

なぜ必要なのでしょう? 過去20年間での航空商品における大きな変化に対応するためです。 選択肢数は増加し、内容は複雑化。サプライヤーが、よりダイナミックによりパーソナライズされた商品を造成し続ける限り、この傾向が変わることはないでしょう。

「私たちはNDC導入においてトラベルポートと緊密に協力してきました。今の発展を喜ばしく感じています。」

カンタス航空流通担当シニアマネージャー、Nathan Smeulders氏 

適切な対応さえ行えば、NDCは旅行販売体験の向上に繋がります。 特にサービス向上においては、現在手作業で行なっている業務を削減し、自動化を導入する必要があります。 自動化することで、検索や旅行者へのサービスの質が現状より低下すべきではないと当社は考えています。そのため、世界中のサプライヤーと協力して、NDCプログラム導入に伴い発生するギャップを埋める努力を続けています。

 

ありがちな誤解その5:NDCは最安値オファーを提示するだけ。 それならわざわざ導入する必要はないだろう 

トラベルポートの見解:NDC導入により、低価格の航空券情報を得られるだけではなく、パーソナライズされた選択肢を含む幅広いオファーの提案が可能になります。

今後、サプライヤーは一般的な運賃のみならず、競争力のあるオファーをNDCを通じて提供し始めるでしょう。 要するに、NDCを導入していなければ見逃してしまうのです。

価格帯を超えて、NDCはパーソナライズされた選択肢を含む多くのオファー提案を可能にします。 昨今の旅行者は、必ずしも最安値を求めてはいません。 ただ最安値を求めるのではなく、適切なオファーを適切な価格で購入したいと考えています。 足元の広い座席や無料手荷物許容量の増加オプション、または予約内容の追加調整など。 価格のみが商品の価値を判断するモノサシではないことは、新時代の旅行販売において非常に重要な点です。 この新しい価値を生み出すために、貴社のコンテンツのラインナップにNDCを追加することをおすすめします。

 

ありがちな誤解その6:結局NDCの導入は進まないだろう

トラベルポートの見解:NDCの導入には時間を要しますが、それでも今始めるべきです。 

NDCは旅そのものです。  予想よりも旅のペースが遅くなっているのは事実です。 変革には困難がつきものです。 NDCが登場した時には、EDIFACTはすでに誕生から四半世紀が経過していたことを注記しておきたいと思います。 NDCが数年間で完璧に機能することを期待するのは無理があるでしょう。 EDIFACTは35年先にスタートを切っているため、旅行会社がNDCの全機能を利用できるようになるには、当然さらに時間がかかることになります。

「NDCは、旅行業界が何十年も繰り返し行なってきた業務を再考する機会を与えてくれます。」

トラベルポート最高技術責任者、Tom Kershaw氏

しかし、著しい進展を遂げていることは確かであり、初期段階ではあるものの、NDCコンテンツの検索、予約、サービス提供は一層効率化されています。当初はオファーや運賃に焦点が当てられていましたが、今ではその焦点がサービス提供へ移っています。これはPNR(Passenger Name Record)から簡略化されたオーダーへの移行の始まりであり、旅行販売も他の近代的進化をしている業界と同様になるということです。

 

ありがちな誤解その7:EDIFACTは過去のもの

トラベルポートの見解:現代はマルチソースコンテンツで溢れていますが、EDIFACTは依然として大きな存在感を持っています。

コンテンツソースが複数あるため、旅行者が選択できる選択肢が増える

NDCがEDIFACTのような従来のGDSコンテンツを置き換えるという噂を聞いたことがあるかもしれません。 マルチソースコンテンツに溢れた今の時代において、旅行販売を成功させるには、NDCとEDIFACT両方のソースと、さらに多くの他ソースを効果的に集約する必要があります。

どちらのソースが優れているかではなく、コンテンツのポートフォリオを構築することが重要なのです。 NDCやEDIFACTのみならず、ATPCOやLCC、ホテルなども不可欠です。 これらすべてを販売可能にするためには、適切なテクノロジーを準備する必要があります。

 

ありがちな誤解その8:各サプライヤーのNDCオファーに個別に開発対応する必要がある

トラベルポートの見解:貴社のテクノロジーパートナーが対応するのがよいでしょう。

NDCコンテンツはまだ初期段階にあり、サプライヤーは旅行者にとって適切で、コンテンツを差別化できる方法に取り組んでいます。 導入が加速するに伴い、さまざまなコンテンツタイプ、機能、サービス規則が発表されています。

何度も同じことの繰り返しですが、多様なコンテンツを統括し(技術的に言うと「正規化」し)、利用できるようにするのはテクノロジープロバイダーの役割です。 トラベルポートでは、IATAや他業界パートナーと協力して導入方法を標準化し、新しいサプライヤーやアンシラリーの提供をより簡単かつ迅速に行えるようにしています。

 

今こそNDCを導入する時

多くのことと同様に、NDCは後回しにされがちです。 旅行業界の人手不足、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後における新たな課題、そしてNDCの技術的複雑さを考慮すると、無理もありません。 実のところ、コンテンツソースの種類は、旅行会社にとって何ら重要性はありません。 大切なのはオファー内容です。

NDCを導入するサプライヤー数は増える一方であり(IATA ARMプログラム導入済サプライヤーは現在50社以上)、さらなる開発と継続運用が必要となります。 旅行者がよりパーソナライズされたサービスを求めている今こそ、NDC導入を検討する絶好の機会です。 そのためには、マルチソースコンテンツ管理の環境を整備するテクノロジーパートナーが必要です。

NDCの導入

トラベルポートでは、プラットフォーム上でNDCを完全に提供できるようにしました。 当社では同様のテクノロジー提供を何年にもわたって行なっており、NDC導入においても引き続き安定した取り組みを続けていきます。

私たちのNDCのテクノロジーは、NDCコンテンツを販売に対応させ、1つのワークフロー内でマルチソースよりオファーを並べて比較させることができます。

同分野での当社の特色は、旅行会社向けのNDC構築を行なっていることです。 他社が主にサプライヤー側に焦点を当てているのに対し、当社は旅行販売における中心的存在である旅行会社と迅速かつスムーズに連携することに重点を置いています。
2023年末までには、NDC認証を取得したサプライヤーの航空券が、予約総数の3分の1を占めると予想しています。

更なる情報についてご希望の方は、お気軽にご相談ください。

NDCは、旅行会社がより独自性のあるパーソナライズされた航空券オファーを旅行者に提供いただける機会を生み出します。 しかし、旅行者が真に望む新たな旅行販売体験を提供するためには、他のコンテンツと組み合わせる必要があります。
Travelport
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